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野田新総理 [政治・社会]

今回の民主党総裁選も、マスコミは小沢対反小沢の構図を作りたがりました。海江田候補に対するあからさまなネガティブキャンペーンを張る事で民主党の浮動票に対して影響を加えようとしていたように思えました。

小沢グループには100人を超える同調者がいると言われています。民主党ではぶっちぎりの最大派閥です。これだけ多くの人が、前回の総裁選で負け、強制起訴され、党員資格を停止された人にそれでも着いて行くのでしょうか。空中分解しそうになった鳩山グループも、小沢グループと歩調を合わせるようになってから、結束が強くなっています。なぜでしょうか。マスコミはその辺の事情に全く触れようとしません。私は、権力志向には人は着いて来ないと思います。
そこに崇高な理念と実現に向けた意思があるから、同調者は着いて行くのだと思います。

野田新総理、実は余り期待していませんでした。財務官僚のいいなりで、財政至上主義の部分が垣間見れるからです。財政赤字だから増税をするというのは、極端な言い方をすれば、肝臓の調子が優れないからと言って、足から血を抜いて輸血をするようなものですから。

赤字は支出が収入を上回るから起こります。巨額の利払いは巨額の借金から発生します。持っている資産を可能な限り現金化し、借金の返済にあて、公務員の処遇と人数を減らし、寄生虫の様な天下り先を全て閉鎖し、国会議員の数と給与を半減し、国民総生産が増える(=税収が増える)施策を行いそれで足りない時に始めて増税が議論されるべきです。

自分たちに痛みが伴うこと、利権が減ることについては全て目をつぶり、増税だけを当たり前の様に主張する勢力に対して、「国民の生活が一番」という判りやすい政策を正面から貫いているのは、小沢グループと鳩山グループだけです。

しかし、野田新総理が党の要職である幹事長ポストに、小沢グループの輿石氏を口説き落としたのには驚きました。総裁選で勝った直後の演説で、ニヤリと笑って「もう、ノーサイドにしましょうよ」と言ったのは本音だったのでしょう。案外、小渕総理の様に地味に化けるかもしれません。何をしゃべっているのか判らない、海江田氏より余程良かったと思っています。小沢一郎が持っている理念の意思に、野田新総理の現実的な執行力が上手くマッチすれば、日本の政治に望みが持てるかもしれません。官僚・マスコミの抵抗が小さいことを祈りますが。
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