日本経済・株式市場見通し [市場・運用]
先週メディアの取材を受け、以下の通り記事化されました。
(以下引用)
4~6月期に続き、7~9月期も業績を上方修正する企業は多いとみられ、株式相場は秋ごろまで比較的堅調に推移しそうだ。ただ、上方修正といっても、期初の予想が悲観的すぎただけで、企業収益が本格的に回復してきたわけではない。世界各国の政策効果が薄らぎ、回復感が鈍化してくる秋以降、調整局面に入る可能性もあろう。 日経平均株価の上昇は1万1500円近辺までが限度。雇用などの遅行指標が改善してくるまでは、景気が回復軌道に乗ったと言い切れない。日本の場合、住宅バブルの傷が癒えるまで3年程度の時間がかかったことを考えると、米国を中心とした景気の本格回復が見えてくるのは2011年ごろになるだろう。
(引用終わり)
1時間喋った内容が7行に纏められているのですが、概ね判っていただけるかと思います。年初来、ずっと弱気見通しだったのですが、基本的には最悪期は去った、と考えています。ただ、3月10日から昨日までの上昇局面は、やはり強烈な下落のリバウンドであり、企業収益の上方修正もかなり織り込んでしまったので、ここからは、景気の先行きが本当に見えるまでは、市場は一休みだと思います。
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