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松本元復興相 [政治・社会]

お久しぶりです。

松本復興担当大臣があっという間に辞任した。「暴言」が原因で辞任したと言われているが、彼が言ったことは、「地元もアイデアを出しなさい」「来客はちゃんと迎えなさい」ということで、その内容自体が攻められる程のことも無かったのではないかと考えます。

では、何がマスコミや我々の気に触ったのでしょうか。内容では無くて、言い方とタイミングだったのだと考えます。本当に相手を教育するつもりがあるのであれば、人の見ていないところで、そっと、「ああそうそう、さっきはカメラが回っていたから言わなかったけど、人を迎えるときは、待たせずにちゃんとした方がいいよ。そんな事で来客の気分を害しても仕方ないからね」と言ったり、「地元の実情に一番詳しいのは皆さんなのだから、出来る限りアイデアを出して欲しい。そして一緒にディスカッションさせて欲しい」という言い方をすれば良かったのだと思います。

 では、何故松本復興相はああいう言い方をしたのか。これは、相手に真意を伝えたり、本当に協力をしたりすることをそもそも目的にしていなかった、と思われます。では、何が目的だったのか。日常的にもああいう場面に遭遇することはあります。初めて会ったのに、何だかとても機嫌が悪い人。理由も無く高圧的な態度をとる人。概ねの場合、そういう行動を取ることで相手を萎縮させ、上下関係を形成することを目的にしています。松本大臣は典型的なケースに見えました。俺はお前より偉いんだぞ。もっと気を使え、ということです。

恐らく彼の場合、これまでの人生もあの手法で成功してきたのだと思います。ただ、萎縮した人間が、本当に役に立つアイデアを出すでしょうか。「この人と一緒に復興に尽力したい」と汗を流す気になるでしょうか?松本元大臣の罪は、暴言そのものでは無くて、そのことによって復興自体がより質的におとり、より時間がかかり、おざなりになる可能性について全く考慮しなかったことにあると思います。


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